作品№24
一分で作品解説 文字起こし 今回の作品は、「最悪の晩餐」です。すでにお察しかと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のパロディーです。ただ、これはふざけた作品ではなくて、一応真剣に作ってますので、ちゃんと解説しておこうと思います。この作品では何を意識しているかというと、感情を、体の動きやしぐさで表現することです。これは最後の晩餐でもそうですし、ルネサンス様式の特徴の一つともいえます。この真ん中にいる女性は、肩が上がって、ちょっと窮屈そうにしていますよね。しかも、一人で孤立している感じもあって ...
作品№23
この作品は、以下の記事でまとめて解説していま キュビズム作品特集
作品№22
今回の作品は、「抑止力友達」です。抑止力で繋がっている関係、「あの人はどこどこの家の人だから」「あの人は先輩・上司だから」「あの人は友達の友達だから」このような理由があって、仕方なく仲の良いふりをしてあげているような友人関係を風刺した作品です。これまた性格の悪い作品です。 それは本当に彼の意思? 銃を突き付けられながらも、笑顔でyesと答える男性。しかし、彼のyesは、本当に彼の意志といえるのでしょうか。彼の笑顔は本心でしょうか。 銃を突きつけられているから、仕方なくyesと答えた、普通に考えると、そうな ...
作品№21
準備中
作品№21
今回の作品は、「世界の自業自得―試される実践理性」です。環境の制限を受けながらも、それでも自由な意思を発揮しようともがく、そのような世界観を描きました。これはいわば、私なりの実存哲学です。 他人事じゃない たとえば、何か事件が起きた時に、まるで性格の悪い人が突然社会に現れてきたかのようにいわれたりします。こんなことができるなんて人間じゃない、悪魔だ。こいつは異常者だ、というふうに、自分とは全く違う世界から突如として現れてきたかのように語られたりします。しかし実際のところ、犯罪者というのは、私たちの日々の社 ...
作品№20
今回の作品は、信仰と理解。こっちが、信仰の象徴ヨハネで、こっちが理解の象徴ペテロ、のつもりです。つまり、この絵は何を表しているかというと、私たちの認識は、物事を理解しようという試みから始まり、信仰にたどり着く、ということです。たとえば、宇宙の起源は何なのか?と探求を始めると、どうやらビッグバンというものがあったらしい。これが理解の段階ですね。でも、ビッグバンってそもそも何なのか?ビッグバンが起こった証拠があるのか?と突き詰めていくと、結局ビッグバンは、一つの仮説に落ち着くわけです。確信はない、でも、偉い学 ...
作品№19
準備中
作品№16
彼を追い詰めたのは誰? ここで彼というのは、青い服の彼でもあって、赤い服の彼でもあります。 一見すると、赤い服の人が加害者で、青い服の人が被害者ですから、青い服の彼を追い詰めているのが赤い服の彼なんだ、ってなりますけど、じゃあこの赤服の人をそこまで追い込んだのは一体何だったのでしょうか? この赤服の人は、生まれながらの加害者だったのか? 私はそうではないと思います。当然この赤服にも可愛い時代はあったでしょうし、この赤服が加害者にならない世界線もあったはずです。 じゃあ、なぜこの人は加害者になってしまったの ...
第四話:仏陀の誕生
苦行生活 苦行生活6年-極端な断食や心を統制して呼吸を止めるなど、太子は考え得る苦行を手当たり次第実修していました。 やがて太子の身体はやせ衰え生きた屍のようになります。それでも一向に光が見えて来ませんでした。太子は思いました。このまま苦行を続けてもいたずらに肉体を疲弊させるだけで、かえって精神をもうろうとさせて いるだけではあるまいか?これでは迷妄を断ち切るなど出来るはずもない。むしろ肉体は健全に保たなければならない。そしてついに苦行を捨てるのです。 釈尊、目覚める 苦行を捨てた太子は、最後の決心を持っ ...