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作品№76

なぜ難しく言うのか 今回の作品は、「難しいこと」です。特に私みたいに、難しいことを言いたがる人は、周りから「難しくいって誤魔化している」といわれがちです。なぜ私のような人種は、難しいことを言いたがるのでしょうか?今回は、その理由を、この絵と共に解き明かして行きましょう。 分かりやすいは本当に分かりやすいか まず、皆様にとって、分かりやすい絵というのは、このような絵ですよね。「綺麗な山だな、綺麗な湖だな」と一目見て分かります。 でも、これがこうなると、「なんじゃこりゃ」ってなっちゃいます。何となく山を描いて ...

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作品№32

この絵が収録されている画集 弁証法とは? 今回の作品は、「絶対弁証法」です。哲学好きの方であれば、「弁証法」という単語にピンと来ていると思いますが、みんながみんな哲学好きというわけではありませんので、軽く「弁証法」の説明をしておきます。 難しい話しは抜きにして、簡単な例を挙げましょう。定番なのは、カレーうどんの話です。「カレーライスが食べたい人」と「うどんが食べたい人」がいて、さて、カレーとうどんのどっちを作ろうかとなった時に、間をとってカレーうどんを作ろう。これでwinwin 、仲良し継続みたいな感じで ...

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作品No23:犯罪者の肖像

この作品は、以下の記事でまとめて解説しています キュビズム作品特集

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個展情報

  • R6.6月兵庫県美方郡香美町「森ちゃんの隠れ家」
  • 終了:R5.6.7−18愛知県高浜市「画廊アートフロア

メディア情報

  • R5.6.14掲載「中日新聞」個展の様子が取り上げられました
  • R5.6.9.18:00〜放映「KATCH TIME 30」個展の様子が取り上げられました

作品一覧

作品№59

この記事は2/4ページ目です。 1/4ページ・3/4ページ・4/4ページ 多様性こそイデア そうして、この偽物の世界から抜け出した先が、二枚目の絵です。要するに、この絵がイデアの世界なわけですね。ただし、この絵で表しているイデアは、私にとってのイデアの解釈なので、その点はご了承下さい。また、イデアの解釈は複数ありますので、気になる方は自分で調べてみるのも、面白いかも知れません。結論だけ先に申しておきますと、この絵で表しているイデアは、「差異」。誤解を恐れずにいうと、「多様性」です。多様性こそがイデアなのだ ...

作品no70:口実化される精神主義

今回の作品は、「口実化される精神生活」です。ここでいう精神生活は、たとえば仏教でいう悟りのようなものをイメージしてもらうといいでしょう。悟っている人というと、何があっても動じない、嫌なことをされても全く気にならない、そもそも眼中にない、全てをポジティブに捉えられる、こんな感じですよね。このような不動の精神を手に入れられれば、たしかに幸せな人生を送れそうです。ただ、これは自分一人だけの幸せを考えるならそれでいいのですが、社会という枠組みで考えると、少々まずい気もします。言われたことを何でも素直に受け入れる、 ...

作品no69:悪の陳腐さについて

今回の作品は「悪の陳腐さについて」です。元ネタはこの本。かいつまんで説明すると、人は、自分の意思では絶対にしないようなことでも、組織に属することで、容易にそれをしてしまう。たとえば、コンビニやお弁当屋さんなどで働いている方はイメージしやすいと思います。賞味期限が切れたとはいっても、まだまだ全然食べられるものを捨ててしまう、自宅でそんな勿体ないことをする人は少ないと思いますが、これが組織のルール、そして業務の一環ということになると、本心では勿体ないなと思いながらも、流れ作業のように、食品を廃棄してしまう。も ...

作品No68

今回の作品は「露出強建築」です。「露出強の家に住んでる人は、露出狂だ」なんて冗談はさておき、早速作品の解説に入りましょう。 まず、このような住宅は「海外の映画」とかではよくありがちなんですけど、日本の街中で見掛けることは滅多にないと思います。もちろん、お店とかの場合だと、店内の様子を外に見せたいですから、全然普通のことなんですけど、普通の住宅でこんなことしちゃうと、自分の生活が丸見えになっちゃいますから、嫌ですよね。でも、これはさすがに極端だとしても、これに近い住宅は、ちょいちょい見掛けます。どういう意図 ...

作品no67

今回の作品は、「正義に数字はないということ」です。これまた、風刺画です。 よく、「みんながこう言っているからあなたもこうしなさい。」とか、「みんながこうしているから自分もそうしよう」みたいに、人数の大小を根拠に、物事を決めること、ありますよね。自分だけ違う意見を持っていると、何だか罪悪感を感じたり、それを隠そうとしたり。でも、そもそも人数の大小には、それだけの説得力があるのでしょうか?100人が言っているから正しいに決まっている、と自分の中で思い込んでいても、もっと広く周りを見てみると、200人が真逆のこ ...

作品No66

この記事は2/3ページ目です。 1/3ページ・3/3ページ これに対して、さらに考えを進めたのが、二枚目の作品、「経験論を越える直接経験」です。経験論の改良版、というと、少し語弊があるのですが、イメージとしては、そういう感じです。ロックなどに代表される経験論では、人は経験によって観念を形成していくわけですが、その観念を統合するもの、あるいは判断というものを、経験では説明できませんでした。ただ、これは経験論がぶつかった壁というよりも、そもそも二元論が越えられない壁、ともいえます。経験と経験するものとを分けて ...

作品no99:大量生産
作品no98:哲学的装置としての裸体
作品no97:花言葉、幸せな人生

今回の作品は、「花言葉、幸せの人生」です。元ネタは、デュフィという方の「薔薇色の人生」で、私が一番好きな作品でもあります。普段は自分の描いた絵を使って、色々と語りがちな私ですから、難解な絵が好みだと思われているかも知れませんが、実はこういう幸せに満ちた絵が一番好きだったりします。そもそも絵は楽しんで描くものだと思いますし、楽しかったり幸せな気持ちになれば、本当はそれで充分なのです。私はあくまでも、コンテンツとして色々語っているだけです。こんな私でも応援して下さる方がいれば、チャンネル登録お願いします。

作品no96:覚知的無知
作品no95:機能即形態
作品no94:保守と自由

様式解説

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西洋絵画史の始まり 西洋絵画史の精神は「人間性の自覚」にある、というのが私の基本的な考えの立場です。そのため、当ブログでは、初期ルネサンスを西洋絵画史の始まりとします。 舞台 フィレンツェ 初期ルネサ ...

2

舞台 ローマ 1492年、芸術文化を支えたロレンツォ・デ・メディチの没後、「フィレンツェ」は、ドメニコ会修道僧サヴォナローラの支配下に置かれ、やや停滞期を迎えます。その一方で、ユリウス二世に代表される ...

3

舞台 ヴェネツィア ローマで盛期ルネサンスが盛り上がりを見せていたその頃、東方とヨーロッパを結ぶ貿易で富を蓄積したヴェネツィアでは、別のルネサンスが誕生していました。一般に、ヴェネツィア派と呼ばれるも ...

4

舞台 アルプス以北 イタリアでルネサンスが盛り上がりを見せていたその頃、アルプス以北の国々でも独自の流れが形成されていました。イタリア・ルネサンスと区別して、北方ルネサンスと呼ばれます。 背景 市民階 ...

5

舞台 国際的な展開 イタリアに端を発したマニエリスムは、16世紀後半には国際的な広がりを見せます。 背景 反宗教改革に乗り出す カトリック教会が「反宗教改革」に乗り出す時代、「神秘的な表現」が求められ ...

6

舞台 フランス 太陽王ルイ14世が主権権を握る「絶対王政期」のフランスもまた、芸術の舞台となりました。自国の土壌で独自の様式を形成して行きます。 背景 フランスへ輸入 イタリア起源のバロックは、国境を ...

7

舞台 フランス 絵画史の中でも、特にロココは時代区分の難しい様式です。そもそもロココとバロックの区分を認めない説もあります。そのため当ブログでは、ロココの特徴が最も顕著に現れている、フランスで展開され ...

8

舞台 フランス 革命期からナポレオン時代にかけてのフランス。ナポレオンは絵画を、自らの理念の「プロパガンダ」として活用しました。そのため、絵画は記録的な意味合いを強めます。 背景 軽快なロココに対する ...

9

舞台 フランス 革命期から王政復古期にかけてのフランス。新古典主義が絵画の主導権を握っていた一方で、その「静的で厳粛な様式」は、人の心を真に動かす力に欠けていました。そんな中、絵画に再び「動き」を取り ...

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舞台 フランス 第二帝政期、パリの都市改革を始め、社会構造の大きな転換があったフランス。都会人の新しい生活様式などが誕生しました。 背景 産業革命・資本主義の時代 19世紀後半、いよいよ「産業革命」の ...

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舞台 フランス フランス美術は西洋絵画史の主要舞台の座を確立しました。イギリス風景画の伝統もスペイン画家ゴヤの系譜もフランスに吸収され、オランダ画家ゴッホもこの地での修行を得て覚醒しました。 背景 印 ...

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舞台 フランス 印象派に続き、フランスが芸術の中心地として君臨しています。 背景 印象派の乗り越え 時代の寵児であった印象派も、1886年には最後の展覧会を迎え、いよいよ批判と反省の対象として乗り越え ...

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一般に、スーラ・セザンヌ・ゴーギャン・ゴッホの四天王を総称して後期印象派と呼ぶことが多いです。しかし、当ブログでは個人的な趣きもあって、新印象主義(スーラ)・セザンヌ・後期印象派(その他の画家)という ...

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印象派に並行して、象徴主義が発展 舞台 フランス 象徴主義は各国において多様な発展を遂げました。中でも大きな影響を与えたのは、フランスにおいて展開された象徴主義です。 背景 もう一つの芸術運動 19世 ...

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著作権に対する配慮:当記事に掲載している模写作品の中には、著作権保護期間中のものが含まれています。そのため、「引用元(元絵)の明記」・「引用の必要性」・「画像は自前で用意すること」・「非営利目的」を徹 ...

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著作権に対する配慮:当記事に掲載している模写作品の中には、著作権保護期間中のものが含まれています。そのため、「引用元(元絵)の明記」・「引用の必要性」・「画像は自前で用意すること」を徹底した上で、当記 ...

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著作権に対する配慮:当記事に掲載している模写作品の中には、著作権保護期間中のものが含まれています。そのため、「引用元(元絵)の明記」・「引用の必要性」・「画像は自前で用意すること」を徹底した上で、当記 ...