西洋建築-ゴシック

2026年4月3日

西洋建築-ビザンティン

背景 首都『コンスタンティノポリス』の誕生 330年、コンスタンティヌス大帝は、ローマ帝国の首都をギリシャの都市ビザンティウムに遷都します。その後、この都市はコンスタンティノポリスと名を改めました。 ビザンティウムに遷都したのは、ローマ帝国が内部の政治的・経済的・軍事的な問題や外敵の侵攻に直面していたためです。東方からの侵攻に備えるために、軍事上の要地でもあったこの地が選ばれました。 西洋社会の東西分裂 395年には、帝国は東西に分裂。ローマを首都とする西ローマ帝国、コンスタンティノポリスを首都とする東ロ ...

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2026年4月3日

日本建築-浄土教

時代背景 末法思想の流行 平安時代には密教が広まり、仏教の信仰はますます篤くなっていった一方で、「末法思想」というものが流行していきます。 末法思想:釈尊の教えが失われていき、正法の世界から像法の世界を経て末法になっていくという考え方で、それは釈尊入滅後1500年から始まるとされていました。 浄土への憧れ 当時の人々にとって、末法時代の到来は、ある意味「世界崩壊」を意識させるものでした。そして、現世にもう望みがないのなら、あの世での幸せを願おう、と人々は強く願うようになります。その拠り所となったのが「極楽 ...

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2026年4月3日

西洋建築-ドイツ表現主義

背景 第一次世界大戦 1914年6月28日、オーストリア皇太子夫妻がセルビアの首都ベオグラードで暗殺されるという事件が起こります。これをきっかけに、オーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに宣戦布告しました。そしてオーストリア=ハンガリー帝国の後ろ盾となっていたドイツも、この戦争へ参加することになります。 当初のドイツは、急速に発展し、経済的・軍事的な力を蓄えていたため、早期に勝利すると楽観的に考えられていました。しかし戦争の泥沼化によって戦況は逆転し、最終的には敗戦という結果を迎えます。 敗戦後のドイツ ...

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2026年4月3日

日本建築-飛鳥・奈良(寺院)

時代背景 仏教の伝来 六世紀半ば頃、仏教が百済から日本に伝来*しました。その教えが持ち込まれると同時に、それを体現する場として寺院建築が必要になり、それに由来して仏教建築の新技術が持ち込まれます。 聖明(百済の王子)は、日本の皇室との外交関係を深めるために、日本に渡来し仏教を伝えたとされています。 仏教を受け入れるか、拒否するか ただ、仏教は満場一致で受け入れられた訳ではありませんでした。いわゆる、「排仏派」と「崇仏派」に分かれます。 国際情勢に明るい蘇我氏は賛成 主に「崇仏」を主張したのは、渡来人勢力と ...

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2026年4月3日

日本建築-霊廟

時代背景 真の武家政治 室町幕府は、足利氏による武士の政権であるとはいいつつも、京に拠点を置き、貴族趣味的な文化の中で生きながらえ*てきました。貴族や寺院を保護し、彼らからの支援を受けることによって政権の基盤を固めていたのです。 ただ、戦国時代においては、戦国大名や戦国武将たちの興隆を支援することにも取り組んでいました。このことから、戦国大名たちとの関係性を軽視していたわけではないということが伺えます。 その一方で、江戸幕府は京から遠く離れた地に拠点を築き、武士階級が中心となる社会制度*を整備しました。武 ...

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前の様式

背景

中央集権の基盤が整い始める

当時のヨーロッパは、多くの小国家や地方政府が存在し、権力の分散化が進んでいました。そんな中、国王たちは中央集権化政策を進め、自らの権力を強化し、統治の効率化を図ります。王権の強化、法律の統一、行政機構の整備、課税制度の整備などが行われました。かくして、地方領主の手中にあった統治が国王の下に回収されます。

中央集権化政策:政治的な権限や権力が中央政府に集中すること。

特に勢いがあったのは、ルイ7世です。各地の貴族や教会が持っていた法的な特権を制限することで、自身の王権強化に取り組みました。

キリスト教が民衆の支持をリード

諸国王と教皇との対立の一方で、キリスト教会はむしろ勢いづいていました。世俗の心を掴むという点においてリードしたのは、キリスト教会だったのです。

都市の発達

また、この時代は都市が発展した時代で、力をつけた富裕層も誕生しました。国王、教会、富裕層などの支援を受けて、数々の大規模な建築事業が為され、これがゴシック建築の土壌となったのです。

都市が発展した理由:大きな要因として、市場が形成されたことが挙げられます。中世初期の頃は、商人たちが旅をして商品を売買する交易を行っていましたが、徐々に交易が都市に集積するようになり、交易が都市に集積することで市場が形成されたのです。市場を中心に経済が循環し、都市は大きな発展を遂げました。

特徴

伝統的な様式が根付いていない地域で新様式が発展

12世紀中頃、パリを中心とする限られた地方において、集中的に建設活動が活発化しました。「限られた」というのは、当時ロマネスクの伝統が色濃く残っていた地方では、ゴシックという新様式がすんなりと受け入れられることはなかったからです。ゴシック建築は、伝統的な様式がまだ確立されていない地域において展開されました。

権威を誇示する巨大建造物

主に建てられたのは、それぞれの都市の繁栄を象徴する大聖堂です。自らの地位を誇示するかの如く、圧倒的な高さや大きさを持つ建造物が建てられました。

造形・表現

各地の文化が統合

ゴシック建築の主な特徴として、圧倒的な高さや壁面一杯に開けられたステンドグラスが挙げられます。これらは既に、各地のロマネスク建築やイスラム建築などでそれぞれ個別に用いられてきたものですが、ゴシック期においてこれらの成果が総合されました。

ヴォールトにリブが加わる

リブとは、交差線に沿って付けられたアーチの筋です。リブの役割については、ヴォールト天井全体を支えるためのものとする説と、造形的効果を目指したものであり、構造的な意味はなかったとする説があり、その真意ははっきりとしません。

スタンドグラスを用いて演出される、光の世界

キリスト教の聖書には「神は光なり」という言葉があります。この言葉に基づいて、光の空間を建築空間において具現化するという試みが、これまで教会建築ではなされて来ました。その一つの到達点となったのがスタンドグラスの発明です。

フライング・バットレスによって、大きな高窓を実現

バシリカからロマネスクへの進展は、光の演出という観点から見れば一つの劣化でした。それというのも、高さを実現するためには、窓からの採光をある程度犠牲にする必要があったからです。

しかし、ゴシック期において「フライング・バットレス(添え壁)」を用いた構造強化に成功したことにより、窓面積の大幅な拡大を実現しました。

圧倒的な高さにして、なおかつ軽さを表現

ゴシック建築は、神の国を表現するために建築構造を非物質化することに努めました。まるで細い付柱とリブが重圧な石の天井を支えているかのようにも見えるこの演出は、まさに反自然的であり、人々に神の国を連想させます。

参考文献

西洋建築入門|著.森田慶一|東京大学出版会

建築の歴史|編.西田雅嗣・矢ケ崎善太郎|学芸出版会

西洋建築様式史|著.熊倉洋介・末永航・etc|美術出版社

美術史〈西洋〉|編・中山公男 中森義宗|近藤出版社

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西洋建築史年表

日本建築史年表

2026年4月3日

西洋絵画−北方ルネサンス

舞台 アルプス以北 イタリアでルネサンスが盛り上がりを見せていたその頃、アルプス以北の国々でも独自の流れが形成されていました。イタリア・ルネサンスと区別して、北方ルネサンスと呼ばれます。 背景 市民階級の台頭 15世紀のフランドル地方では、「毛織物工業」と「国際貿易の振興」に伴って「市民階級」が台頭して来ました。 ありのままを描く それに呼応するように、「風景画」や「風俗画」なども受け入れられるようになります。 イタリア・ルネサンスでは「古典美」を理想の範としたのに対し、北方ルネサンスは自然や人間の姿を「 ...

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2026年4月3日

西洋絵画−クールベ=マネ

舞台 フランス 第二帝政期、パリの都市改革を始め、社会構造の大きな転換があったフランス。都会人の新しい生活様式などが誕生しました。 背景 産業革命・資本主義の時代 19世紀後半、いよいよ「産業革命」の成果が浸透し始め、かつ「資本主義」の波風が立ち始めました。 近代への突入 「科学技術の飛躍的な進歩」・「都市部への人口集中」・「階級対立の激化」・「西欧の世界進出に伴う異文化交流」などが、人々の日常生活に大きな影響を与えます。 近代絵画の始まり 絵画においては、クールベやマネといった近代絵画の創始者によって、 ...

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2026年4月3日

西洋絵画史年表

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2026年4月3日

西洋絵画−イタリア・バロック

舞台 イタリア 16世紀後半のイタリア、おおよそ芸術活動の低迷期に入っていました。しかし、カラヴァッジョの活躍によって、ローマで新たな盛り上がりを見せます。その後、カラヴァッジョ様式は国際的な広がりを見せました。(本記事では、イタリアに比較的近しい展開を見せたフランドル・スペインも一緒に取り上げます) 背景 宗教改革に対抗するカトリック教会 カトリック協会の免罪符を直接のきっかけに、「宗教改革」が勃発。離れていった信者の心を取り戻すため、カトリック教会は「反宗教改革」に乗り出しました。 分かり易さを武器に ...

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2026年4月3日

西洋絵画−オランダ・バロック

舞台 オランダ 16世紀末、「プロテスタント」勢力の強かったフランドル地方の北部にて、「スペイン領からの独立」を果たした新教国、オランダが誕生しました。 背景 イタリアからオランダへ輸入 イタリア起源のバロックは、国境を超えてオランダにも広がりました。 プロテスタントの国 オランダ共和国として独立を果たし、「東インド会社等の国際貿易」により、目覚ましい「経済発展」を遂げたオランダは、その経済力を背景にオランダ独自の「市民文化」を繁栄させていました。 「プロテスタントの国」であったオランダでは、「教会よりも ...

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-西洋建築史